しゃがむと膝が怖い・痛い理由
- 聡範 藤原

- 2月6日
- 読了時間: 3分
― 50代女性に多い“しゃがめなくなる原因” ―

「しゃがもうとすると、なんとなく怖い」
「途中で止まりたくなる」
「床の物を拾うのを無意識に避けている」
50代女性から、こうしたご相談をとても多くいただきます。
そして多くの方が、こう思っています。
「もう膝が悪いんだと思う」
「しゃがむ動きは危険だから避けた方がいい」
ですが実は、しゃがむこと自体が、膝に悪いわけではありません。
しゃがめない原因は「膝」ではないことが多い
しゃがむ動作は、本来、膝だけで行うものではありません。
・足首
・股関節
・背骨
・体重の乗せ方
これらが協力して、体を安全に下ろし、また持ち上げています。
ところが、50代になる頃から「膝が怖い」「曲げるのが不安」という気持ちが先に出ると、
腰だけを先に曲げる
一気に深くしゃがもうとする
体を前に倒しすぎる
バランスが不安定になる
こうした動きになりやすくなります。
この状態でしゃがむと、膝や腰に負担が集中し、身体は「これ以上は危ない」とブレーキをかけます。
そのブレーキが、「怖さ」や「違和感」「途中で止めたくなる感覚」として現れているだけなのです。
「しゃがまないようにする」が逆効果になる理由
膝が怖くなると、多くの方が自然とこうします。
・しゃがまない
・前かがみで物を取る
・膝を曲げる動きを避ける
一時的には楽に感じるかもしれません。ですが、これを続けていると、
しゃがむ動作に必要な動きが使われなくなる
体のバランスがさらに崩れる
いざしゃがもうとしたとき、余計に怖くなる
という悪循環に入りやすくなります。
つまり、避けるほど、しゃがめなくなるのです。
50代女性に多い「しゃがみ方のクセ」
実際に多いのが、次のようなクセです。
膝を守るつもりで、腰だけを曲げる
足の裏で体を支えられていない
お尻や股関節がほとんど使われていない
膝を一気に深く曲げてしまう
この状態では、膝は本来以上に負担を受けやすく、「怖い」「不安」という感覚が出やすくなります。
大切なのは「深くしゃがむこと」ではありません
ここで誤解してほしくないのは、無理に深くしゃがむ必要はないということ。
大切なのは、「どれくらい曲げるか」ではなく、体全体で動く準備ができているかどうかです。
・足裏で床を感じる
・お尻や股関節に体重を預ける
・膝に任せすぎない
この準備ができているだけで、しゃがむときの怖さは大きく変わります。
まとめ|しゃがむと膝が怖い原因
しゃがむと膝が怖いのは、年齢のせいとは限らない
原因は「膝」ではなく、しゃがむときの動き方にあることが多い
しゃがむこと自体が悪いわけではない
避け続けるほど、しゃがむ動作は怖くなりやすい
まず大切なのは、体全体で動く準備を整えること
このシリーズでは、50代女性に多い膝の悩みをテーマに、「なぜ怖くなるのか」「どこで負担がかかっているのか」「どう使えば安心できるのか」を、日常動作ごとに整理してお伝えしています。
次回は、膝を守っているつもりが、実は負担を増やしている「かばい癖」についてお話しします。
NOTEも書いています。
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