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悪い動きの癖が身についてしまうのはなぜ?

更新日:7月22日


動きの癖

〜気づいたときにはもう痛い。そうなる前に知ってほしいこと〜


「私、いつからこんな姿勢になったんだろう?」


「気づいたら腰が痛くて…」


「昔はもっと動けてたのに」


このような声を、特に50代の女性からよく聞きます。


でも安心してください。


あなたが悪いわけではありません。


実は、



“動きの癖”は誰にでも自然と身についてしまうもの



今日は、「なぜ悪い癖が身についてしまうのか?」を解き明かし、


どうすれば身体をリセットできるのかをお伝えします。


ちょっと長くなるので、2回に分けてお伝えをしていきますね。


■「悪い動きの癖」って何のこと?



そもそも“動きの癖”とは、無意識に繰り返している自分の身体の使い方のことです。


たとえば――



  • 立つときに片足重心になる


  • 前かがみになると腰から曲げる


  • 呼吸のたびに肩が上がる


  • 膝を伸ばしきって歩いているなどがそうです。



これらの動作を繰り返しているうちに、


筋肉や関節、神経が偏った使われ方をするようになり、


痛みやコリ、不調の原因になっていきます。



■では、なぜ悪い癖が身についてしまうのか?


これは大きく分けて【5つの要因】があります。



① 日常生活の“動作の偏り”


人間は、便利な生活に慣れすぎています。


車やエスカレーター、長時間の座り仕事…。



本来人間が持っていた「自然な動き」を使わなくなることで、


一部の筋肉だけを使う癖が身についてしまうのです。



たとえば:


  • 座りっぱなし → 股関節が固くなる


  • パソコン作業 → 首が前に出る


  • 家事で前かがみが多い → 腰に負担が集中する



② 怪我や過去の痛みの“かばい動作”


以前に膝や腰、足首などを痛めた経験がある人は、


無意識にその部位をかばう動作をしています。


たとえば、右膝を痛めた経験がある人は、左足にばかり体重をかけるようになる。


その状態が何ヶ月も続くと、それが「癖」として定着してしまうのです。




③ 年齢による筋力低下・柔軟性の低下


年齢を重ねることで、筋力や柔軟性は自然と落ちていきます。


すると、動きのバリエーションが減り、限られた使い方しかできなくなる


その結果、動きが単調になり、身体に無理がかかっても気づかないまま…


ということが起こりやすくなります。



④ ストレスや呼吸の乱れ


意外かもしれませんが、呼吸も「動きの癖」に影響します。


ストレスが多い人ほど、呼吸が浅くなり、胸や肩だけで呼吸するようになります。


すると首・肩の筋肉が常に緊張し、やがてそれが肩こりや頭痛の原因に。


呼吸が浅いと、姿勢も崩れやすくなり、さらに癖が悪化するという悪循環に…。



⑤ 正しい動かし方を習ったことがない


私たちは、学校で「運動」を習っても、


「正しい身体の使い方」はあまり教わってきません。



  • どう歩くのが良いのか


  • 前屈はどこから曲げるのが正しいのか


  • 呼吸はどうするのが理想か



これらを知らないまま自己流で動いているうちに、


いつのまにか「悪い癖」が積み重なっていくのです。



今回はここまで。


「悪い癖」を変えてあげることで、身体を変えられる


可能性が十分にありそうですね。


では。



 
 
 

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