立ち上がるだけで膝が痛い理由
- 聡範 藤原

- 2月5日
- 読了時間: 3分
― 50代女性に多い「無意識の立ち上がり方」とは ―

「イスから立ち上がるとき、膝が痛い」
「立つ瞬間、膝が怖くて力が入る」
50代の女性から、こうしたご相談をよく受けます。
特別な運動をしたわけでもなく、ただ立ち上がっただけなのに膝がつらい。
多くの方が、この時点で
「筋力が落ちたから」
「年齢のせいだから」
そう考えてしまいます。
ですが実は、立ち上がる動作そのものが、膝に負担をかけているケースが非常に多いのです。
膝が痛い人ほどやっている立ち上がり方
まずは、ご自身の動きを思い出してみてください。
立つ瞬間に勢いをつけている
膝が前に大きく出る
太ももや膝に力が集中する
「よいしょ」と声が出る
立ったあと、膝に違和感が残る
もし1つでも当てはまれば、それは 「膝だけで立ち上がる動き」 になっている可能性があります。
本来、立ち上がりは「膝だけの仕事」ではありません
立ち上がるという動作は、本来、複数の場所が協力して行う動きです。
足の裏全体で床を感じる
股関節(お尻)が体重を受ける
背骨が安定したまま体が起き上がる
膝は“つなぎ役”として動く
この役割分担ができていると、膝にかかる負担は最小限で済みます。
ところが、「膝が痛い」「曲げるのが怖い」という気持ちがあると、
・早く立ちたい
・反動を使いたい
・膝で踏ん張りたい
という動きになりやすく、結果的に膝に仕事を集中させてしまうのです。
「鍛えれば良くなる」は、逆効果になることも
立ち上がると膝が痛いと、「筋力不足だ」と思ってスクワットや運動を始める方も少なくありません。
もちろん、筋力は大切です。
しかし、
動き方が変わらないまま負荷だけを増やすと、膝の怖さや痛みが強くなるケースもあります。
これは、「膝に負担がかかる立ち上がり方」のまま、回数や重さだけを増やしてしまった状態。
50代女性の場合、まず必要なのは筋トレよりも「膝に負担がかからない立ち上がり方を知ること」です。
立ち上がり方を見直すと、こんな変化が起きます
実際に、立ち上がる動きを見直すだけで、
立つ瞬間の怖さが減る
膝に力が集中しにくくなる
立ったあとに違和感が残りにくい
何度も立ち座りしても疲れにくくなる
こうした変化を感じる方は多くいらっしゃいます。
膝は、とても正直な関節です。使い方が変われば、反応も変わります。
立ち上がるときに意識したい最初のポイント
ここでは、細かいフォームではなく、まず大切な考え方だけお伝えします。
それは、「膝で立とうとしない」こと。
膝を頑張らせるのではなく、「足の裏とお尻で体を支える」この意識が、立ち上がりの質を大きく変えます。
詳しいやり方は、次回以降で順番に解説していきます。
まとめ|立ち上がると膝が痛い原因
立ち上がるだけで膝が痛いのは、年齢のせいとは限らない
多くの場合、原因は「無意識の立ち上がり方」
筋力不足よりも、動き方の見直しが先
膝は、正しく使えばまだ応えてくれる
このシリーズでは、50代女性に多い膝の悩みをテーマに、
「なぜ痛みが出るのか」
「どうすれば膝が楽になるのか」を、
日常動作に沿って解説しています。
次回は、「しゃがむ動作」が怖くなる本当の理由について、さらに深く掘り下げていきます。
NOTEも書いています。
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