胸を張っているのに、なぜ身体がつらくなるのか
- 聡範 藤原

- 2 日前
- 読了時間: 3分
―「良い姿勢」を頑張るほど、不調が増えていませんか?―
「姿勢を良くしなさい」
子どもの頃から、何度も聞いてきた言葉だと思います。
背筋を伸ばす。
胸を張る。
肩を後ろに引く。
50代になった今でも、「姿勢を意識しないといけない」そう思って、日常生活を送っている方は多いはずです。
でも最近、こんな感覚はありませんか?
・姿勢を意識しているのに疲れる
・肩や首が常に張っている
・腰や膝が動きにくい
・以前より動作がぎこちない
もし思い当たるなら、その「良い姿勢」、今の身体に合っていない可能性があります。
胸を張る姿勢が、身体を固めてしまう理由

姿勢を良くしようとして胸を張ると、多くの方の身体ではこんなことが起きています。
・背中が常に緊張している
・腰を反らせてバランスを取っている
・首や肩に力が入り続けている
見た目はきれいに見えるかもしれません。
でも身体の中では、動くための余白がなくなっている 状態です。
背骨は「支える」ためだけのものではありません
背骨というと、身体をまっすぐ支える柱のようなイメージを持たれがちです。
もちろん支える役割もあります。
ですがそれ以上に大切なのが、
・曲がる
・伸びる
・ひねる
・しなる
という 動きの役割 です。
背骨が自然に動くことで、腕や脚は無理なく使われ、特定の場所に負担が集中しにくくなります。
背骨が動かなくなると、どこが頑張るのか
背骨が固まり、動きが少なくなると、身体は別の場所で帳尻を合わせようとします。
・背骨が動かない → 腰が頑張る
・背骨が固い → 膝が踏ん張る
・背骨が止まる → 肩や首が引っ張られる
そして、一番よく使われている場所から痛みや違和感としてサインが出ます。
痛い場所は「悪い場所」ではありません
ここで、とても大切なことがあります。
痛みが出ている場所は、弱いわけでも、怠けているわけでもありません。
むしろ、ずっと身体を支え続けてきた場所であることがほとんどです。
だからこそ、痛い場所だけを何度もケアしても、根本的な変化が起きにくいのです。
「正しい姿勢」を頑張るほど、動きは失われていく
真面目な方ほど、姿勢を崩さないように頑張ります。
・力を抜かない
・常に意識する
・楽な姿勢を取らない
その結果、身体は常に緊張した状態になります。
頑張り続けた身体は、ある日ふと「もう無理です」というサインを出します。
それが、腰痛や膝痛、肩こりとして現れることも少なくありません。
身体が楽になる人は、「意識の方向」を変えた人
身体が変わっていく方に共通しているのは、努力をやめたことではありません。
努力の向きを変えた だけです。
・固める努力 → 動かす意識へ
・正しさを守る → 楽に動ける状態へ
背骨が自然に動き始めると、多くの方がこう言います。
「力を入れていないのに動けます」
「姿勢を意識していないのに楽です」
今の姿勢、本当に「今の身体」に合っていますか?
昔は問題なかった姿勢でも、年齢や生活習慣が変われば、身体の条件も変わります。
「ずっとやってきたから」
「正しいと言われてきたから」
その理由だけで続けている姿勢が、今の不調につながっていることもあります。
もっと深く知りたい方へ
なぜ「良い姿勢」が身体を固めてしまうのか。
なぜ頑張っている人ほど、不調を感じやすいのか。
NOTEで書いています。
考え方が変わると、身体の感じ方も変わります。



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