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身体は柔らかい方がいいの?「身体が硬い=痛みの原因」とは限りません

6 日前
読了時間: 5分


柔らかい方がいいのか


「私、身体が硬いから腰が痛いんです」


「昔から身体が硬いんです」


「もっとストレッチした方がいいですか?」


お客様とお話をしていると、こういう言葉を本当によく聞きます。


確かに、身体を動かすためにはある程度の柔軟性が必要です。


でも、



「身体が硬い=悪い」「身体が柔らかい=良い身体」



と考えるのは、少し違うかもしれません。


身体に痛みがあると「もっと柔らかくしなきゃ」と考えてしまいがちですが、大切なのは柔らかさだけではありません。


今回は、身体の柔軟性と痛みの関係についてお話しします。


身体が硬いと痛みが出る?



前屈をしても床に手が届かない。


開脚が全然できない。


肩が硬くて腕が上がりにくい。


こういったことがあると、

「身体が硬いから痛みが出るんだ」

と思ってしまいがちです。


ちょっと考えてみて欲しいのですが、


・でも、前屈で手が床につかなければ、腰痛になりそうですか?


・開脚が180度できなければ、股関節や膝が痛くなりそうですか?


そんなことはありません。


もちろん、特定の関節の動きが極端に制限されていることで、日常生活や運動に影響が出ることはあります。


そのため、柔軟性が必要ないわけではありません。

ただ、



「身体が硬い」というだけで、痛みの原因を説明することはできません。



身体の硬さは、痛みを考えるうえでの一つの要素。


それだけで「ここが原因」と決めてしまわないことが大切です。


身体が柔らかければ痛みは出ないの?



では反対に、身体が柔らかければ痛みは出ないのでしょうか?


前屈で手のひらが床につく。


開脚も大きくできる。


身体をグニャッと動かせる。


そんな人なら、腰痛や肩こり、膝痛とは無縁なのか?


実際には、身体が柔らかい人でも痛みは出ます。


つまり、



「柔軟性が高い=痛みが出ない」ではありません。



身体を支える力や、動きをコントロールする力が足りなければ、動きやすい部分ばかりに負担が集中することもあります。


そのため、


「柔らかいほど健康」


とも限らないということです。


大切なのは「どれだけ柔らかいか」ではない



僕がお客様の身体を見るときに大切にしているのは、



「必要な場所が、必要なタイミングで、必要な分だけ動いているか?」



例えば「歩く」。


歩くためには、股関節だけが動けばいいわけではありません。


足首が動く。


股関節が動く。


背骨も動く。


それぞれがタイミングよく連動することで、スムーズに歩くことができます。


ところが、どこか一つがうまく動かなかったり、使いにくくなったりすると、別の場所がその分を補おうとします。


そこで問題になるのは、単純な「硬さ」ではなく、


身体全体の中で動きに偏りが生まれていること


なのかもしれません。


「痛い場所=硬い場所」とは限らない



例えば、股関節がうまく使えていない人がいたとします。


しゃがんだり、床の物を持ち上げたりするときには、本来であれば股関節も使って身体を動かしたいところです。


ところが股関節が十分に動かなかったり、うまく使えなかったりすると、腰がその分まで頑張って動くことがあります。


腰に違和感が出てくると、


「腰が硬いんだ」


「腰をもっとストレッチしよう」


となりやすいのはわかります。


でも、もしかすると腰は硬いのではなく、



他の場所の代わりに動きすぎている場所



かもしれません。


そこをさらに一生懸命ストレッチすることが、その人に本当に必要なのか?


ここは考える必要があります。


僕は痛みがある場所だけではなく、


「なぜ、その場所に負担が集中しているのか?」


を見ることを大切にしています。


じゃあ、ストレッチはしなくていいの?



ここまで読むと、

「じゃあストレッチは必要ないの?」


と思うかもしれません。


もちろん、そんなことはありません。


動かしにくい場所があり、それによって日常生活や運動が制限されているのであれば、ストレッチが役立つことは沢山あります。


気持ちよく身体を動かしたり、身体を動かすきっかけとして取り入れたりするのもいいと思います。


ただ、



「身体が硬いから、とりあえず全部伸ばす」



必要はありません。


ストレッチで動く範囲が広がったら、その次に考えてほしいのが、



「広がった範囲を、自分の力で動かせるか?」



ということです。


柔らかくすることだけではなく、その範囲を自分で動かし、コントロールする。


ここまで含めて考えることが大切です。



50代、60代から目指したいのは「柔らかい身体」?



年齢を重ねると、


「昔より身体が硬くなった」


と感じる方も多いと思います。


でも50代、60代になったとき、本当に必要なのは開脚の角度?


前屈で手のひらが床につくこと?


それよりも大切なことがあると思っています。


朝、起きたときに身体が動きやすい。


躊躇なく買い物に行ける。


階段がスムーズに上れる。


旅行先でたくさん歩ける。


ゴルフや登山など、趣味を続けられる。


お孫さんと一緒に遊べる。


こういったことの方が、ずっと大切だと思うんです。


そのために必要なのは、



「柔らかい身体」ではなく「やりたいことができる身体」



だと僕は考えています。


これから先も、自分のやりたいことを楽しめる。


そのために必要な柔軟性があれば十分です。


身体の硬さだけに目を向けるのではなく、


「自分の身体は、やりたい動きができているかな?」


そんな視点で身体を見てみてください。

 
 
 

2件のコメント


ゲスト
5日前

大変分かりやすい説明ありがとうございます。今まで大きな間違いをしていたようです。やりたい動きができるよう意識してやって見ます!

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聡範 藤原
聡範 藤原
17時間前
返信先

コメントありがとうございます!色んな観点で見てあげると、身体も変わりやすくなるかもしれませんね。頑張ってください!

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