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結局いい姿勢ってなに?猫背や背筋を伸ばす姿勢が正解とは限らない理由

10月8日
読了時間: 6分
いい姿勢ってなに

皆様は、



「いい姿勢って、どんな姿勢だと思いますか?」



こう聞かれたら、何を思い浮かべますか?


「背筋をピンと伸ばす」


「胸を張る」


「猫背にならないようにする」


おそらく、こんな姿勢を思い浮かべる方が多いと思います。


確かに、背筋が伸びている姿を見ると、きれいに見えますよね。


でも、ちょっと考えてみてください。



その姿勢、本当に身体にとって一番いい姿勢なのでしょうか?



今回は、昔から言われている「正しい姿勢」について、僕なりの考えをお話ししたいと思います。


正しい姿勢は「耳・肩・股関節・くるぶしが一直線」?



皆様は、こんな話を聞いたことはありませんか?


「耳、肩、股関節、くるぶしが一直線になるのがいい姿勢」


これは、身体を横から見た時の姿勢を評価する、一つの目安として使われてきた考え方です。


もちろん、身体の状態を確認するための参考にはなるかもしれません。


ただし、


「一直線になっているから健康」


「一直線から外れているから身体に悪い」


と単純に判断できるわけではありません。


人によって骨格も違えば、筋肉のつき方も違います。


身体の動かし方だって違います。


それなのに、全員を一つの形に当てはめるのは、ちょっと無理があると思いませんか?


近年の研究でも、特定の姿勢だけを理想とする考え方には疑問が示されています。


背筋を伸ばす姿勢が、必ずしも身体にいいとは限らない



例えば、椅子に座っている時。


「姿勢をよくしなきゃ!」

と思って、胸を張って背筋をピンと伸ばす。


最初はいいかもしれません。


でも、そのまま30分、1時間と続けたらどうでしょう?


疲れてきませんか?


これは、同じ姿勢を保つために筋肉が働き続けることなどが関係しています。


つまり、



見た目がきれいな姿勢でも、ずっと続けることが楽とは限りません。



僕たちの身体は、動くようにできています。


立つ。


座る。


歩く。


しゃがむ。


振り返る。


生活していれば、いろいろな動きをします。


だから、一つの姿勢をずっと追い続けることだけが正解ではないと思っています。


猫背は本当に悪い姿勢?肩こりや腰痛の原因になるの?



「私、猫背だから肩が痛い」


「背中が丸まっているから、姿勢をよくしたい」


お客様からも、こういった話を聞くことがあります。



でも、

猫背だから必ず痛みが出る、というわけではありません。



例えば、ソファーでくつろいでいる時。


少し背中を丸めて座ることってありますよね。


あれも猫背といえば猫背です。


でも、その姿勢が楽だと感じる人もいます。


反対に、胸を張って座っている方が疲れる人もいます。



つまり、

背中が丸いこと自体が、必ずしも悪いわけではありません。



ただし、猫背なら何でもいいという話でもないです。


背中を丸めることしかできない。


反らそうとしても動かない。


そんな状態で、生活の中で困ることがあるなら、身体の動かし方を考える必要があります。



大切なのは、

「丸まっているかどうか」だけではなく、「必要な時に動かせるかどうか」


だと僕は考えています。


姿勢と腰痛・肩こりの関係は、そんなに単純ではありませ

ん



ここは少し大切な話です。


昔から、

「姿勢が悪いから腰痛になる」


「猫背だから肩こりになる」


と言われることがあります。


でも、姿勢と痛みの関係は、そんなに単純ではありません。


例えば、同じように背中が丸まっている人が2人いたとします。


1人は腰痛がある。


もう1人は、まったく痛みがない。


こんなこともあります。


もし猫背だけが腰痛の原因なら、2人とも痛くなりそうですよね。


実際には、痛みにはいろいろなことが関係しています。


  • 身体への負担の大きさ

  • 同じ姿勢を続ける時間

  • 筋力や体力

  • 睡眠や疲労

  • ストレス

  • 過去のケガや病気


だから、

「姿勢が悪い=痛みの原因」



と決めつけることはできません。


もちろん、特定の姿勢や動作で痛みが強くなる人もいます。


その場合は、姿勢を調整することで楽になることもあります。


大切なのは、見た目だけで原因を決めないことです。


僕が考える「本当にいい姿勢」とは?



ここまで読んで、

「じゃあ、結局いい姿勢って何なの?」

ってことですが、



僕が大切だと思っているのは、

「必要な時に、必要な姿勢をとれる身体であること」

です。



例えば、

床に落ちたものを拾う時には、身体を曲げます。


高いところのものを取る時には、身体を伸ばします。


後ろを振り返る時には、身体をひねります。


当たり前のことです。


でも、この当たり前の動きがしにくくなっている方もいます。


背中を反らそうとしても動かない。


身体をひねろうとしても腰だけが動く。


しゃがもうとしても股関節がうまく動かない。


そうなると、日常生活の中で困る場面が増えるかもしれません。



だから僕は、

一つのきれいな姿勢を作ることよりも、いろいろな姿勢を無理なくとれること。



こちらを大切にしています。


ただし、よく動く身体であれば絶対に痛みが出ない、という意味ではありません。


あくまで、日常生活を楽に送るための一つの考え方です。


姿勢を改善したい人に、今日から意識してほしい3つのこと



「じゃあ、姿勢をよくするには何をすればいいの?」


そう思いますよね。


でも、難しい運動をする必要はありません。


まずは、普段の生活の中で身体を動かす機会を増やしてみましょう。


① 座りっぱなしにならない


テレビを見たり、スマホを触ったり。


気づいたら1時間以上、同じ姿勢になっていませんか?


そんな時は、一度立ち上がる。


少し歩く。


座り方を変える。


それだけでもOKです。



② 背骨をいろいろな方向に動かす


背中を丸める。


ゆっくり反らす。


左右にひねる。


痛みのない範囲で、ゆっくり動かしてみましょう。


背骨は、ずっと真っすぐに固定しておくためだけのものではありません。


いろいろな方向に動くことも、大切な働きです。



③ 楽に動ける姿勢を探してみる


「胸を張らなきゃ!」


「背筋を伸ばさなきゃ!」



と考える前に、

「今の姿勢は楽かな?」



と感じてあげてください。


そして、少し姿勢を変えてみる。


どちらが楽なのか。


どちらが動きやすいのか。


そんなことを感じてみるのもいいと思います。


まとめ|いい姿勢は一つじゃない。大切なのは自由に動けること



僕たちは子どもの頃から、

「背筋を伸ばしなさい!」


「猫背にならないように!」


と言われてきました。


だから、背筋が伸びている姿勢が正解だと思いやすいのかもしれません。


でも、身体は人それぞれ違います。


そして、生活の中で必要になる姿勢も、その時々で違います。



だから僕は、

「これが正しい姿勢!」と一つの形に決める必要はない

と考えています。



背中を丸めてもいい。


反らしてもいい。


ひねってもいい。


そして、必要に応じて姿勢を変えられる。



いい姿勢とは、一つの形ではなく、自由に動ける身体なのかもしれません。



「姿勢を正さなきゃ!」と頑張るよりも、

まずは、自分の身体が楽に動ける方法を探してみましょう。


※この記事は、現在の研究で分かっていることを参考にした、僕個人の考えです。すべての方に当てはまるものではありません。

 
 
 

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