腰痛の原因は「腰」じゃない?
- 聡範 藤原

- 2025年12月27日
- 読了時間: 3分
腿裏(ハムストリングス)が使えていないと腰が頑張り続けます
「腰が痛い=腰が悪い」そう思って、腰ばかりケアしていませんか?
もちろん腰そのものに問題があるケースもあります。
でも実際には、腰痛の背景に“腿裏(太ももの裏)をうまく使えていない” ことが関係しているケースが少なくありません。
腿裏は「腰を守る筋肉」です
腿裏(ハムストリングス)は、
・歩く
・立つ
・しゃがむ
・物を持つ
など、日常動作で身体を支える重要な筋肉です。
特に大事なのは、“力を地面へ逃がす”役割 を担っていること。
本来、身体を動かす時の負担は背骨や股関節、腿裏を使いながら分散されます。
ところが腿裏が使えないと、その負担を 腰が代わりに引き受ける 状態になりやすくなります。
腰痛は「結果」として出ます
腰が痛くなるのは、腰が弱いからではなく、
腰が頑張り続ける使い方になっているからという場合があります。
・立つ時に腰を反って支える
・歩く時に腿裏ではなく腰で引っ張って進む
・しゃがむ動作で腰に負担が集まる
こうした状態が続くと、違和感→重さ→痛みという流れで腰痛が出てくることがあります。
腿裏が使えない → 腰に負担が集中する流れ

図のように、腿裏が働かないと身体の負担の逃げ道が減り、腰に集中しやすくなります。
腰痛を繰り返す方ほど、「腰が悪い」より先に“腰が頑張らされている” 状態が作られていることが多いです。
腿裏が使えなくなる原因は、特別なことではありません
腿裏が働きにくくなる原因は、日常の中にたくさんあります。
よくある原因
・座っている時間が長い
・歩幅が小さくなった
・太ももの前(腿前)ばかりに力が入りやすい
・反り腰気味で立つクセがある
・お尻が使われにくい(股関節がうまく動かない)
こうした習慣が続くと、腿裏は「使われない筋肉」になり、腰が支える割合が増えていきます。
こんなサインがあれば要注意です
次の項目に心当たりがある方は、腿裏が使えず腰に負担が集中している可能性があります。
・歩くと腰が重くなる
・長く立っていると腰がつらい
・立ち上がりや動き始めが痛い
・腰を反らせると楽に感じる(でも後でつらい)
・お尻や腿裏に筋肉痛が出にくい
・ストレッチしてもすぐ戻る感じがする
腰痛を「腰だけ」で解決しようとすると遠回りになることも
腰痛があると、湿布やマッサージ、ストレッチなど腰への対処を頑張る方が多いです。
それで一時的に楽になることもあります。
ただ、もし根っこにある問題が「腿裏が使えていない」なら、腰はまた頑張らされ、再発しやすくなります。
腰痛を繰り返す方ほど、腰以外の“使い方”を整えることが重要になります。
腿裏が使えるようになると、腰が楽になる理由
腿裏が働くようになると、
・地面からの衝撃を分散できる
・股関節の動きが出やすくなる
・腰だけに負担が集中しにくくなる
結果として、腰の「頑張り」が減り、動きやすさを感じる方が増えます。
最後に
腰痛は、「腰が壊れた」というより、
「今の身体の使い方を見直して」という合図として出ていることもあります。
もし今、「このままで大丈夫かな」と感じているなら、腰だけでなく、腿裏を含めた身体全体の使い方を一度整理してみてください。



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