腰痛を「いつものこと」にしないで
- 聡範 藤原

- 2025年12月22日
- 読了時間: 4分
― 背骨が動かないことで、腰に負担が集中しているかもしれません ―
このブログにたどり着いた方の中には、「ちゃんと理由を知りたい」そう感じている方もいるかもしれません。
身体の不調が続くと、不安になったり、「仕方ない」と我慢するのが当たり前になってしまうことがあります。
ですが、不調には必ず背景があります。
痛みが出ている場所だけでなく、身体の使い方や動きのつながりを見直すことで、状態が変わるケースも実際にあります。
このブログでは、身体を部分ではなく「全体」として捉えながら、なぜ今の不調が起きているのかを、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
※この記事は、特定の症状だけを見るのではなく、身体全体の動きや使い方をもとにした考え方をお伝えしています。
腰痛があっても「動ける」から見過ごされやすい
腰痛があっても、多くの方は日常生活を何とかこなせてしまいます。
そのため、「まだ大丈夫」「いつものこと」と、そのままにしてしまいがちです。
ですが、動けていることと、楽に動けていることは別です。
・朝起きると腰が重い
・動き始めがつらい
・疲れると腰に出る
こうした状態は、身体が無理をして動いているサインでもあります。
背骨が動かないと、腰に何が起きるのか
背骨は、姿勢を支えるだけでなく、動くことで負担を分散する役割を担っています。
本来、身体を動かすときの衝撃や負担は、背骨全体で受け止める仕組みになっています。
ところが、背骨の動きが小さくなると、この分散がうまくいかなくなります。
その結果、腰椎(腰の背骨)に負担が集中しやすくなります。
腰が痛くなるのは、腰が弱いからではなく、腰が「代わりに頑張らされている」状態になっていることも多いのです。
図解で見る「背骨が止まると、腰に負担が集中する」

図で見ると分かりやすいように、背骨の動きが少なくなると、上半身と下半身の衝撃をうまく逃がせなくなります。
その結果、腰椎がクッションの役割を一手に引き受ける形となり、痛みや重さ、違和感につながりやすくなります。
なぜ背骨は動かなくなりやすいのか
背骨が硬くなる原因は、特別なことではありません。
・長時間のデスクワーク
・スマホを見る姿勢
・同じ姿勢が続く生活
・「姿勢を良くしよう」と固める意識
こうした日常が積み重なることで、背骨は徐々に「動かなくてもいい」と判断します。
特に、胸を張りすぎたり、腰を反らせて姿勢を保とうとするクセがあると、背骨全体の動きが止まりやすくなります。
腰痛は、背骨からのサインかもしれません
腰に痛みが出ると、腰そのものをどうにかしようとしがちです。
ですが、腰痛が繰り返される場合、背骨全体の動きが関係している可能性があります。
腰痛は、「腰が悪い」というより、「腰が無理をしている」という身体からのサインかもしれません。
大切なのは、腰を守れる使い方に戻すこと
腰痛を改善するために大切なのは、腰を鍛えることよりも、腰に負担が集中しない状態をつくることです。
背骨が自然に動き、必要なところが必要な分だけ働く。
その状態に近づくだけでも、腰の感じ方が変わる方は少なくありません。
もし、こんな感覚があれば
・腰痛が当たり前になってきた
・動き始めが特につらい
・どこが原因か分からない
・この先が少し不安
こうした感覚がある場合、一度、背骨の動きに目を向けてみてください。
最後に
不調があると、どうしても「痛い場所」だけに目が向きがちですが、身体はすべてつながって動いています。
そのため、表に出ている症状だけを見ても、本当の原因が分からないことも少なくありません。
もし今、「このままで大丈夫なのかな」「一度、ちゃんと見てもらった方がいいのかな」そんな気持ちが少しでもあるなら、
まずは自分の身体の状態を知るところから始めてみてください。
身体の動きや使い方を整理することで、不調との向き合い方が変わることもあります。



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