膝が痛いのに、原因は腰?
- 聡範 藤原

- 2025年12月21日
- 読了時間: 3分
― 腰椎の動きが膝に与える影響 ―
このブログにたどり着いた方の中には、「ちゃんと理由を知りたい」そう感じている方もいるかもしれません。
身体の不調が続くと、不安になったり、「仕方ない」と我慢するのが当たり前になってしまうことがあります。
ですが、不調には必ず背景があります。
痛みが出ている場所だけでなく、身体の使い方や動きのつながりを見直すことで、状態が変わるケースも実際にあります。
このブログでは、身体を部分ではなく「全体」として捉えながら、なぜ今の不調が起きているのかを、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
※この記事は、特定の症状だけを見るのではなく、身体全体の動きや使い方をもとにした考え方をお伝えしています。
膝が痛い=膝が悪い、とは限りません
「しゃがむと膝が痛い」
「立ち上がる時に違和感がある」
「歩くと膝が気になる」
こうした症状があると、多くの方は 膝そのものに原因がある と考えます。
もちろん、膝自体に問題がある場合もあります。
ですが実際には、腰椎(腰の背骨)の動きが膝に影響しているケースも少なくありません。
腰椎は、身体の“中継地点”
腰椎は、上半身と下半身をつなぐ重要な場所です。
立つ
歩く
しゃがむ
体重を移動する
こうした動作では、腰椎がしなやかに動くことで、股関節や膝への負担が分散されます。
腰椎は、動きを伝えるクッションのような役割を担っているのです。
腰椎が動かないと、膝が頑張らされる
腰椎の動きが小さくなると、身体はそのままでは動けません。
すると、その分の動きを股関節や膝で補おう とします。
この状態が続くと、膝は本来以上の負担を受けることになります。
・しゃがむたびに痛い
・動き始めがつらい
・違和感が残る
こうした症状は、膝が悪いのではなく、膝が頑張らされている状態で起きていることも多いのです。
「腰は痛くない」でも影響は出る
腰に強い痛みがないと、「腰は大丈夫」と思われがちです。
ですが、腰椎が固まっていたり、無意識に動きを止めて使っていると、その影響は膝に現れることがあります。
特に、
・長時間座ることが多い
・反り腰気味
・腰を固めて動くクセがある
こうした方は、腰椎の動きが制限されやすく、膝に負担が集中しやすくなります。
図で見る「腰椎と膝の関係」

図のように、腰椎がうまく動かない状態では、下半身の衝撃を膝が直接受けやすくなります。
本来は背骨全体で受け止める負担を、膝だけで処理しようとするため、違和感や痛みにつながりやすくなります。
膝を守るために、腰を見るという視点
膝の不調があると、どうしても膝ばかりを気にしてしまいます。
ですが、膝を守るためには、腰椎を含めた背骨全体の動きに目を向けることが大切です。
腰椎の動きが整うと、股関節や膝の使われ方が変わり、動作が楽に感じられる方も少なくありません。
もし、こんな感覚があれば
・膝をかばいながら生活している
・しゃがむ動作が怖くなってきた
・どこを治せばいいか分からない
・この先が少し不安
こうした感覚がある場合、腰椎の動きが関係している可能性があります。
不調があると、どうしても「痛い場所」だけに目が向きがちですが、身体はすべてつながって動いています。
そのため、表に出ている症状だけを見ても、本当の原因が分からないことも少なくありません。
もし今、
「このままで大丈夫なのかな」
「一度、ちゃんと見てもらった方がいいのかな」
そんな気持ちが少しでもあるなら、
まずは自分の身体の状態を知るところから始めてみてください。
身体の動きや使い方を整理することで、不調との向き合い方が変わることもあります。



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