膝が痛いのは「背骨」が動いていないサインかもしれません
- 聡範 藤原

- 10 時間前
- 読了時間: 4分
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「最近、膝が痛くて歩くのが億劫…」
「病院では年齢のせいと言われたけど、正直モヤっとする」
そんな気持ちを抱えていませんか?
実は、膝の痛みを訴える方の多くに共通しているのが“背骨が
ほとんど動いていない” という状態です。
膝が悪いわけでも、運動不足だけが原因でもありません。
身体はすべてつながっていて、背骨の動きが止まると、その
負担は必ず別の場所に押し付けられます。
そして、その“押し付けられ役”になりやすいのが── 膝 なのです。
今回は
◾️ なぜ背骨が膝痛に関係するのか
◾️ 背骨が動いていない人の特徴
◾️ 自分でできるチェック方法
◾️ 今日からできる改善のヒント
を、専門的だけど分かりやすくお伝えしていきます。
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背骨は「動くため」に存在している
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背骨というと、「姿勢を支えるもの」「まっすぐ保つもの」
そんなイメージを持つ方が多いかもしれません。
でも実は、背骨の一番大切な役割は“しなやかに動くこと” です。
本来、背骨は
◾️ 前後にしなる
◾️ 左右にしなる
◾️ ねじれる
といった動きをしながら、歩行や立ち上がり、階段の昇り降りの
衝撃を分散・吸収 しています。
つまり、背骨は身体全体の「クッション」 のような存在。
このクッションがうまく使えなくなると、衝撃は逃げ場を失い、
股関節 → 膝 → 足首へと流れ込んでいきます。
特に膝は「曲げ伸ばし」しか得意ではない関節。
そこにねじれ横ブレ衝撃が加わることで、痛みが生まれやすく
なります。
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膝が痛い人に多い「背骨が固まった身体」
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実際に膝痛で悩んでいる方を観察すると、ある共通点が見えてきます。
それは
◾️ 背中が丸い
◾️ 胸が動かない
◾️ 呼吸が浅い
◾️ 歩くときに身体が上下に揺れる
といった特徴です。
これらはすべて背骨が動いていないサイン。
背骨が固まると、身体は“部分的に動いて補おう”とします。
その結果、
・腰だけが反る
・太もも前が頑張りすぎる
・膝がクッション代わりになる
という状態が起こります。
膝は一生懸命あなたを支えています。
でも、本来の役割以上の仕事を続けさせられれば、痛みが出るのは
自然なことです。
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【セルフチェック】あなたの背骨、動いていますか?
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ここで、今の身体の状態を簡単に確認してみましょう。
道具はいりません。
チェック① 背骨しなりチェック
1️⃣ 椅子に浅く座る
2️⃣ 背中を丸める → ゆっくり起こす
3️⃣ 動きが・スムーズか・途中で引っかからないか
☑ 背中全体が一緒に動かない
☑ 腰だけ動いている
☑ 胸がほとんど動かない
→ これがあれば、背骨の動きが低下しています。
チェック② 上半身ねじりチェック
1️⃣ 椅子に座ったまま
2️⃣ 体を左右にひねる
☑ 腰ばかり動く
☑ 胸が動かない
☑ 片側だけ動きにくい
→ 背骨の回旋制限あり。
チェック③ 歩行イメージチェック
歩くとき、こんな感覚はありませんか?
☑ 足だけで歩いている
☑ 上半身はほとんど動かない
☑ ドスドス音がする
→ 背骨が衝撃を吸収できていない可能性大。
ひとつでも当てはまったら、膝ではなく 背骨から整える価値が
ある状態 です。
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背骨が動くと、なぜ膝が楽になるのか
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背骨がしなやかに動くと、
◾️ 歩行時の上下動が減る
◾️ 股関節が自然に使われる
◾️ 体重移動がスムーズになる
結果として膝への「突き刺さるような衝撃」が激減 します。
実際、膝痛の方に背骨の動きを取り戻すアプローチをすると、
「膝を触っていないのに楽になった」
「立ち上がりが怖くなくなった」
という反応がとても多く見られます。
これは偶然ではありません。
膝は“結果”。
原因は、背骨の動きにあるケースが非常に多いのです。
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今日からできる|背骨を目覚めさせる簡単ケア
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ここからは、自宅でできるケアを紹介します。
どれも無理なく続けられるものです。
① 背骨ゆらし(1日30秒)
立った状態で・肩を軽く前後にゆらす・背骨が波打つイメージ
ポイント
◾️ 力を入れない
◾️ 呼吸を止めない
② 胸ひらき呼吸
1️⃣ 両手を胸に当てる
2️⃣ 息を吸って胸が広がるのを感じる
3️⃣ 吐いて背中がゆるむ感覚
これだけで背骨の動きと自律神経が整いやすくなります。
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膝痛は「年齢のせい」ではありません
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「もう歳だから仕方ない」そう言われて、諦めかけていませんか?
でも、膝痛の多くは身体の使い方が変わった結果 起きています。
使い方が原因なら、使い方を変えれば、身体は必ず応えてくれます。
その第一歩が背骨をもう一度、動かしてあげること。
膝だけを責めないでください。
あなたの身体は、ちゃんと理由があって痛みを出しています。
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最後に
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膝が痛い。
それは、身体からの「ちょっと立ち止まって」というサイン。
背骨が動き出すと、膝は本来の役割に戻れます。
そして、「また歩ける」「また出かけたい」そんな気持ちが
自然と湧いてきます。
あなたの身体は、まだ変われます。膝の未来は、背骨から変えて
いきましょう。



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