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膝をかばっているのに痛みが減らない理由

― 50代女性に多い「かばい癖」が膝をつらくする仕組み ―


負担を減らしているつもりが他の場所を壊しているのかも

「膝が気になるから、できるだけ負担をかけないようにしている」

「曲げないように、そっと動いている」



50代女性の膝の悩みで、とても多く聞く言葉です。


一見すると、“膝に優しい行動”のように感じますよね。


でも実は、膝をかばう動きが続くことで、かえって膝や他の場所に負担が増えているケースは少なくありません。


かばい癖とは「悪いクセ」ではありません


まず大前提としてお伝えしたいのは、かばい癖は、身体の自然な防御反応だということ。



・痛い

・怖い

・不安



こうした感覚があると、身体は無意識に「安全そうな動き」を選びます。


ですから、かばってしまう自分を責める必要はまったくありません。


ただし、同じかばい方を続けていると、身体のバランスが少しずつ崩れていくという問題が起こります。


50代女性に多い「膝のかばい方」


実際によく見られるのが、次のような動きです。



  • 体重を反対側の脚にかけ続ける

  • 膝をできるだけ曲げない

  • しゃがまず、前かがみで物を取る

  • 階段で片脚ばかり使う



これらはすべて、「膝を守ろう」とする行動です。


しかしこの動きが続くと、



・お尻や股関節が使われなくなる

・背骨や腰が代わりに頑張る

・反対側の膝にも負担がかかる

といった連鎖が起こりやすくなります。



結果として、膝をかばっているはずなのに、身体全体が疲れやすくなるという状態に陥ってしまいます。


なぜ「かばうほど」膝が楽にならないのか


膝は、本来「支え役」ではなく「つなぎ役」です。


体重を受け止め続けるのは、お尻や股関節、足裏の役割。


ところが、かばい癖によってそれらの場所が働かなくなると、膝は再び自分が頑張らざるを得ない状況に戻ってしまいます。


つまり、かばっているつもりが、膝の仕事を減らせていないのです。


大切なのは「かばわない」ことではない


ここでよくある誤解があります。


それは、「かばわないように意識すればいい」という考え方。


実際には、無理に動きを変えようとすると身体はさらに緊張し、余計にぎこちなくなります。


大切なのは、膝以外の場所が少しずつ働ける状態を作ること。



・体重を両脚で感じる

・お尻や足裏に意識を向ける

・膝に任せすぎない動きに気づく



こうした“気づき”が、かばい癖を自然に手放す第一歩になります。


まとめ|膝のかばい癖と痛みの関係



  • かばい癖は、身体の自然な防御反応

  • ただし、続くと身体のバランスが崩れやすい

  • 膝をかばうことで、他の場所が働かなくなる

  • 結果として、膝の負担が減らないことも多い

  • 大切なのは「膝以外の場所」を使える状態を作ること



このシリーズでは、膝の痛みを「膝だけの問題」として見るのではなく、日常動作の中で起きている身体の使い方から整理しています。


次回は、膝が楽になり始める人に共通する「小さな変化」についてお話しします。


NOTEも書いています。

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